そろそろ秋が近づいてきていますが、まだまだ暑いですね・・・。
季節の変わり目なので体調を崩さないように気をつけてくださいね。
先日、パクチーの種まきの際の注意点についての記事を更新しました。
初めてパクチーの種まきをしようと思っておられる方は
この記事を読む前にこちらの記事を読んでください。
今回の記事では、昨年のパクチーの種まきを記憶の限り振り返りながら
ジフィーポットで育てるパクチーの種まき方法についてまとめていきます。
パクチーの種まき適期
パクチーの発芽温度が17度~20度なので、種まき適期は春と秋です。
【パクチーの種まき適期】
春まき:2月~8月
秋まき:9月~11月
秋まきは春まきに比べて害虫被害が少なく、株を大きく育てやすいです。
種の収穫量も株の大きさに比例して多くなるので秋まきがおすすめですよ!!
パクチーの種まきに関して知っておくべき事
パクチーの種まきの方法は、すじまき・点まき・ばらまき、いずれの方法でも可能です。
昨年パクチーの種まきをした時はジフィーポットを使用したので
指の第一関節程の深さの穴を3つ掘り、1つの穴に2粒ずつ種をまきました。
つまりジフィーポット1つにつき6粒ずつ種をまいたということになります。
パクチーは移植を嫌う
パクチーの根は直根性で移植を嫌う為、育てる鉢やプランターに直接種をまく方法が適しています。
しかし昨年はあえてジフィーポットを使用して栽培してみました。
(ジフィーポットという育苗ポットを使用した種まきの方法です。)
パクチー等の直根性の植物の栽培には育苗箱等の大きなトレイに複数の種をまいて
発芽後に個々のポットに移植するといった方法は一般的には不向きです。
しかし、植え替えの際に根を傷めないよう十分に注意を払えば、育苗ポット等を使用した栽培方法も可能です。
「直根性」という、パクチーの根がもつ性質
直根性とは根が地中深く枝分かれせずに真っすぐ伸びていく性質をいいます。
地中深く伸びた後に分岐するものもなかにはありますが、基本的には太い根が垂直に伸びていきます。
その為、直根性の植物は根を少しでも痛めてしまうと植物へのダメージが大きくなり
植え替え後にうまく根付くことができなくなる可能性が高いといわれています。
直根性の植物の植え替えの際には細心の注意が必要です。
パクチーの種まきの前の下準備
種をまく前に少し下準備をしておいたのですが、効果は抜群で土にまく前に発根していました!!
ただでさえ発芽率が低いパクチーですが、適切な処理を施した事によって
結果的に発芽率を高めるだけでなく発芽のタイミングも大体合わせる事ができました。
種まきの前の下準備とは・・・?
こちらの記事を読んでみてください。
そしてその種をジフィーポット1つにつき6粒ずつまきました。
土は肥料分を含まない種まき専用の培養土を使用しました。
(肥料は発芽までは一切与えないようにしましょう。)
パクチーの種まき後の適切な置き場所と温度管理
パクチーの種は好光性種子なので陽の光を好む傾向にありますが、
下記の注意事項を守ってパクチーを育てていきましょう。
- 種をまいた後は土を薄く被せる程度に済ませて深植えをしないように注意する
- 発芽するまでは日中25℃以上にならないように注意しながら半日陰に置く
- 発芽するまでは急激な温度変化を避けて、パクチーの発芽温度の17度~20度を平均的に保つ
(昼と夜の寒暖差に特に注意する) - 発芽した後は太陽の光が届く明るい場所で、なおかつ適切な温度を保つ事ができる風通しの良い場所に置く
発芽の際に陽の光を必要とするからといって陽射しが強い中に晒しておくのは避けましょう。
屋外だけでなく屋内(特に窓際)でパクチーを育てようと思っている方にも
発芽するまでは特に気をつけていただきたいのが昼と夜の寒暖差です。
昼間は窓際に置いていても問題ありませんが、夜間は気温が下がるので
急激な温度変化を避けるべく窓から離れた場所に移動させるのが望ましいです。
(パクチーの発芽温度の17度~20度を平均的に保つように心がけてください。)
そしてこれはパクチーに限らずですが、ご自宅のベランダで育てられる際には
エアコンの室外機の風が当たらない場所に置くように気をつけてください。
好光性種子とは
パクチーの種は好光性種子だと先述しましたが、これについて少しご説明します。
好光性種子とは発芽の際に光を必要とする種を指します。
反対にカボチャの種等は嫌光性種子で、光によって発芽が抑制されます。
好光性種子は土を深く掘らずに土の上に種をまいて被せる程度に土をのせると
土の中にも陽の光が届きやすくなるので発芽しやすいです。
(風が強い場所では少し厚めに土を被せるようにしてください。)
発芽適温・水やり・日当たりの条件に問題が無いのに2週間以上経過しても発芽しない場合は
被せた土が厚すぎた可能性があるので種のまき直しを検討してみてください。
パクチーの種まき後の水やり
霧吹きなどでやさしく吹きかけるようにして水やりをしてください。
勢いよく吹きかけると土の中から種が浮き出てしまいます。
私の場合、発芽後は水やりの際に基準値よりも希釈したメネデールを数回与えていました。
発芽するまでの間は常に土の表面を湿らせ、乾燥させないように注意しましょう。
乾燥対策として不織布や新聞紙を被せる方もいらっしゃるようですが
私の場合は、まだ気温が高かった事もありカビの繁殖を避ける為に一切何も被せていませんでしたが
それでも無事発根・発芽していました。
今回使用したジフィーポット
サカタのタネ Garden Series
そのまま植えられる鉢(ジフィーポット)丸型8cm(30個入)
土に還る原料で作られた天然素材ポットなのでポットごとそのまま土に植えることが可能です。
これなら苗の根を傷めずに鉢やプランター、地面に植え付けることができます。
自然分解されるのでECOな商品ですね♫
今回使用した培養土
サカタのタネ Garden Series
ジフィーミックスかんたんさし芽タネまきの土(4L)
その名の通り、さし芽や種まき専用の培養土です。
初心者の方にもわかりやすくて利用しやすいものだと思います。
まとめ
- パクチーの種を多く収穫したいなら秋まきがおすすめ
- パクチーの発芽適温の17℃~20℃を保持して育てる
- パクチーの根は移植を嫌うが、ジフィーポットである程度育ててから植え替える事も可能
- 種をまく前に下準備をしておくと発芽率が高まる
- 発芽するまでは肥料を一切与えない
- 種まきの際は、深植えしないように土は被せる程度にしておく
- 発芽後は、太陽の光が届く明るい場所に置く
- ある程度株が成長するまでは霧吹きで水やりをする
- 発芽までの間は土の表面が常に湿っている状態を保ち乾燥を防ぐ
今回この記事で特にお伝えしたいポイントは
土にそのまま植えられるジフィーポットでなら、移植を嫌うパクチーも育てることが可能である
ということです。
種をまくところから植物を育てるのはとても楽しいですね♪
昨日まで何もなかったのに、朝気がつくと小さな芽がでていた時は嬉しくてたまらないです♥
お水をあげる時に葉や茎、土の状態をチェックしてくださいね。
パクチーの場合は特にアブラムシの発生には注意してください。
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